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徳島県徳島市中吉野町3丁目52番2
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診療内容

白内障について
白内障通常の見え方通常の見え方
白内障の見え方白内障の見え方

白内障とは?

人の目はよくカメラに例えられますが、
カメラのレンズに当たるものが水晶体です。
白内障はこの水晶体が濁り、光がうまく通過できなくなったり、
乱反射する事で視力が低下する病気です。

白内障の原因

白内障の原因は以下のように様々ですが、最も多いのは加齢によるものです。
白内障の原因
加齢・糖尿病・アトピー性皮膚炎・ぶどう膜炎
薬剤(ステロイド剤)・目の怪我・放射線・風疹など

白内障の症状

白内障は水晶体が濁って視力が低下する病気ですが、濁り方は人それぞれですので症状も人によって様々です。
よく見られる症状
①かすんで見える
②まぶしくなる・明るい所で見えにくい
③一時的に近くが見えやすくなる・メガネが合わなくなる
④二重、三重に見える
白内障による視力低下により、仕事に支障がでたり、外に出た時極端に見えづらい、運転免許の更新ができない
など日常生活に不自由を感じるようになれば手術を検討することをおすすめいたします。
日帰り白内障手術についてはこちら
緑内障について
緑内障眼圧

緑内障とは?

緑内障は、何らかの原因で視神経が
障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
放置すると失明する可能性もある病気です。
40歳以上の日本人の約17人に1人、
また、70歳以上では約7人に1人は緑内障に罹患しているといわれています。

緑内障の原因

目の中には房水と呼ばれる水が循環しています。
この房水がスムーズに循環していると
目の中の圧力(眼圧)は一定に保たれます。

この眼圧が高くなることが緑内障の原因のひとつとされています。

緑内障の種類

緑内障は、いくつかのタイプがあり、タイプによって原因も症状も異なります。
急激におこる緑内障(急性閉塞隅角緑内障)
房水の出口が塞がれるために、急に眼圧が高くなり、目の痛み・頭痛・吐き気・嘔吐などの症状があらわれます。
ゆっくりと進行する緑内障(開放隅角緑内障)
房水の出口は開いていますが、その先の排水路が詰まって、房水が流れにくくなるため
眼圧が高くなります。初めのうちはほとんど症状があらわれません。
眼圧が高くない緑内障(正常眼圧緑内障)
眼圧が正常なのにも関わらず視神経に障害がおきる緑内障です。
眼圧も正常で自覚症状もないので気づきにくい緑内障で、現在日本で一番多いタイプの緑内障だといわれています。
他の病気などに伴う緑内障
ぶどう膜炎、ステロイドホルモン剤などの薬剤や他の眼の病気によって眼圧が高くなります。

緑内障の治療

緊急に眼圧を下げる必要がある場合以外は点眼薬による治療が行われます。
点眼薬だけでは効きめが不十分な場合や緊急に眼圧を下げる必要がある場合は
レーザー治療や手術が行われます。
緑内障は進行を抑える事が大変重要な病気ですので、定期的に検査を受けることが大切です。

当院が導入した新しい緑内障レーザー治療

SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)

SLTとは房水の通り道である線維柱帯にレーザーを照射して
房水の流れをスムーズにする治療です。

房水の流れがスムーズになる事で眼圧が下がります。

SLTは下記の開放隅角緑内障に適応となります。

  • ①副作用で点眼薬が使えない場合(妊娠含む)
  • ②点眼を毎日指示通りできない方(すぐ忘れてしまう方)
  • ③点眼治療でも十分に眼圧が下がらない場合

緑内障点眼薬を1剤から2剤に増やすタイミングで、
SLTを施行する場合が最も効きやすく、
その次は2剤から3剤に増やすタイミングと言われております。
点眼の本数が増えれば増えるほど、SLTは効きにくくなります。

最近の研究では、緑内障初期治療としてSLTを施行する場合があり、点眼治療よりも費用対効果が良かったとの報告が多数あります。
SLTは、有効率が70%と言われており、
30%の人は効果がない場合があります。
副作用はほとんどないと言われております。

ドライアイについて

ドライアイとは?

ドライアイは、涙の質が悪くなったり、涙の量が減ることで
目の表面が傷が生じダメージを受ける病気です。

ドライアイの症状

ドライアイの症状は人により様々ですが、以下のような症状が多く見られます。
○目が乾いた感じがする ○目がゴロゴロする ○重たい感じがする
○目が疲れる ○なんとなく目に不快感がある ○目が痛い ○目が赤い
○ものがかすんで見える ○光を見るとまぶしい ○涙が出る

ドライアイの治療

ドライアイの治療として、点眼薬による治療の他に、
涙の排出口である涙点を塞いで目に涙を留める「涙点プラグ」を使用した
治療も行っております。
また、当院では液状涙点プラグでの治療も行っております。
液体涙点プラグは冷たい状態では液状で、体温程度に温めると
ゼリー状に固まる性質をもつコラーゲン製の涙点プラグで、
異物感なども少ない治療法です。

糖尿病網膜症について

糖尿病網膜症とは?

糖尿病網膜症とは糖尿病の3大合併症のひとつです。
目をカメラに例えるとフィルムに当たる網膜と言う箇所があります。
網膜には毛細血管が多くあるのですが糖尿病になると毛細血管が詰まりやすくなるため、
この網膜の毛細血管も詰まってしまい酸素や栄養が不足し、糖尿病網膜症の原因になります。

糖尿病網膜症の症状

糖尿病網膜症になり網膜の毛細血管が詰まると網膜の血液循環が悪くなり、
これが元となって新生血管という今までにはなかった新しい血管が作り出されます。
新生血管によって、硝子体出血や網膜剥離を起こすことがあります。
また、黄斑部がむくむことによって視力低下をきたすことがあります。

糖尿病網膜症の進行

糖尿病網膜症は進行の段階により「単純網膜症」「増殖前網膜症」「増殖網膜症」に分けられます。
「単純網膜症」「増殖前網膜症」の段階では自覚症状がほとんど無いため異常に気づくことは困難です。
糖尿病と目の病気は一見無関係に思えますが、早期に異常をみつけ治療を開始するために、
糖尿病と診断されたら定期的に眼科検診を受けるようにしましょう。

当院では最新のレーザー装置を導入し、糖尿病網膜症で発生した新生血管の活動性を減少させる治療を行っております。
また、黄斑部のむくみに対してはステロイド剤テノン嚢下注射や抗VEGF薬を硝子体に注射する治療も行っております。
加齢黄斑変性について

加齢黄斑変性とは?

目をカメラに例えるとフィルムに当たる網膜と言う箇所があります。
網膜の中心部分には黄斑と呼ばれる網膜の中でも特に良い視力が得られる部分があり、
加齢黄斑変性は黄斑が加齢により機能低下する病気です。

加齢黄斑変性の種類

加齢黄斑変性は脈絡膜から発生する新生血管の有無で
「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型(いしゅくがた)」に分類されます。

新生血管と呼ばれる異常な血管が原因の「滲出型(しんしゅつがた)」

新生血管が発生し、出血することで網膜が障害されて起こる加齢黄斑変性です。
進行が速く、急激に視力が低下していきます。

黄斑が萎縮する「萎縮型(いしゅくがた)」

加齢により黄斑が徐々に萎縮する加齢黄斑変性です。
進行が穏やかなため、気づかない人もいます。「滲出型」に移行することもあります。

加齢黄斑変性の症状

加齢黄斑変性症状

①中心がゆがんで見える

加齢黄斑変性症状

②中心が暗く見える

加齢黄斑変性症状

③中心がぼやけて見える

加齢黄斑変性症状

④中心が不鮮明に見える

VGEF

加齢黄斑変性の治療・抗VEGF療法

新生血管が原因の滲出型に対しては
抗VEGF薬と呼ばれる新生血管の動きを抑える薬を
硝子体に注射する治療も行っております。

抗VEGF療法は対処療法であり、
病気を根本的に治療するものではありませんが、
効きめが早く効果が得やすい治療です。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症とは?

目をカメラに例えるとフィルムに当たる網膜と言う箇所があります。
網膜静脈閉塞症とは文字通り、網膜の静脈が閉塞する(詰まる)病気です。

網膜静脈閉塞症には高血圧が深く関係しています。
網膜内では静脈と動脈が交叉する箇所は血管の膜を共有しているため
交叉している箇所で動脈硬化が起これば、動脈が静脈を圧迫して静脈に血栓ができて閉塞します。

網膜静脈閉塞症になると、閉塞した箇所より末梢側の血管から血液や水分が漏れて、
眼底出血や黄斑浮腫を引き起こします。

当院では最新のレーザー装置を導入し、網膜静脈閉塞症による眼底の出血や浮腫の吸収を促す治療を行っております。
黄斑浮腫に関しては抗VEGF薬を硝子体に注射する治療も行っております。
網膜裂孔・網膜剥離

網膜裂孔とは?

目をカメラに例えるとフィルムに当たる網膜と言う箇所があります。
網膜裂孔は網膜に穴や裂け目ができた状態です。

網膜裂孔の原因の多くは目の中を満たしているゼリー状の硝子体と呼ばれる部分が
加齢によりゼリー状から液体状に変化する際、網膜が硝子体に引っ張られることによります。

網膜裂孔

正常な状態

網膜裂孔

加齢により硝子体が
液体状に変化する

網膜裂孔

硝子体の容積が減り
網膜から剥がれる

網膜裂孔

硝子体が網膜から剥がれる際
網膜が硝子体に引っ張られて
穴や裂け目ができる

当院では最新のレーザー装置を導入し、網膜の裂け目(網膜裂孔)の周囲を凝固して
裂け目の拡大や網膜の下に水分が入り込むのを防ぐ治療を行っております。

網膜剥離とは?

網膜剥離は網膜裂孔によりできた裂け目に硝子体の水分が入り込み網膜が剥がれていきます。
網膜剥離の症状としては剥がれた部分に応じて視野が欠ける視野欠損や、
剥離が黄斑に及ぶと視力が急激に低下します。
治療としては硝子体手術などの手術が必要になります。

はやり目

はやり目とは?

はやり目は正式名称を流行性角結膜炎といい、
アデノウイルスの感染によって起こる感染性の病気です。

感染力がとても強いので、感染者はタオル等の共有をしない、
風呂は最後に入る、こまめな手洗い等の対処が必要です。

はやり目の症状

○白目(結膜)の強い充血
(典型的には片眼発症後、2、3日で両眼発症となる。) 
○目やにがたくさんでる(朝、瞼がくっ付いてなかなか離れないほど) 
○涙目 ○瞼の腫れ ○耳前リンパ節の腫れ ○しょぼしょぼ感 
○異物感 ○光がまぶしい など

タオルは共有をしない等処置が必要です

潜伏期間は5日~7日程。
最初の発症は結膜炎のみですが、1週間ほどで結膜炎が軽快し始めるころ、角膜炎が発症します。
角膜炎の程度がひどいと視力が下がることがあります。
発症後、約2週間でウイルスの排出はほとんどなくなると言われています。

アデノウイルスに対する特効薬は、残念ながらありません。
細菌による二次感染予防、角膜混濁予防のために、抗生物質点眼とステロイド点眼を併用します。

感染拡大防止のため、子供の場合、学校は10~14日程度、出席停止となります。
最近の傾向として、保育園からの感染拡大が多く見受けられます。
大人の場合も、仕事内容によりますが、子供同様に出勤停止とするのが望ましいです。

院内感染防止のため、はやり目が疑われる患者様は、待合室ではなく、半隔離室でお待ちいただくことになります。

タオルは共有をしない等処置が必要です
目と全身疾患の関係

眼底の血管は体の中で唯一直接血管を観察できる部位です

眼底の血管は体の中で唯一直接血管を観察できる部位なので、眼底検査を行うと
動脈硬化・高血圧・糖尿病・腎臓病・脳腫瘍・膠原病など様々な疾患が確認できます。
40歳を過ぎたら1年に1回は眼底検査を行うことをおすすめします。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズは、直接角膜(眼球)にのせる物なので「高度管理医療機器」に指定されています。
適切な検査などを行わずに、量販店やインターネットで購入される方が増えていますが、目の健康にとってはリスクとなります。
コンタクトレンズの安全な使用のためには、眼科専門医による適切な診察・検査を受けていただくことをお薦めします。
各種ソフトコンタクトレンズ(1day、2week)、ハードコンタクトレンズを取り揃えています。
当院は、ハードコンタクトレンズ処方が多いのが特徴です。(円錐角膜でお困りの方にも対応しております。)

敷地内駐車場10台分完備(内一台障害者用) 県道39号線沿いの便利な眼科です
●中吉野町バス停 ●吉野橋バス停より徒歩約1分
敷地内バリアフリー完備のクリニックなのでご高齢の方の通院も便利です。